2021年4月の行事一覧
2021小樽旭展望台観察会
開催日 | 2021年04月29日(木・祝) |
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観察地 | 小樽市 旭展望台 |
テーマ | 春一番の草花を訪ねて |
参加者 一般7名、指導員9名 天候 晴れ 桜の開花が例年に比べて1週間ほど早い春を迎え、毎年4月29日の小樽地区の第1回観察会も穏やかな天候の中、実施されました。展望台へ向かう車道脇で、オオウバユリの葉に普段見られないカタクリハムシのつがいが、そこかしこにいました。エゾイラクサのトゲに触れると痛がゆくなって赤く腫れる原因は蟻酸で、イラクサを漢字で書くと「蕁麻」で、蕁麻疹の症状と似ている、との説明にみなさんご納得の様子でした。ツノハシバミの赤い雌花を見つけて「イソギンチャクに似ている」と感想をもらしている方がおられ、つい笑ってしまいました。マスクを着用した9名の指導員と7名の一般参加者は適度な間隔を保って遊歩道を進みました。満開のカタクリ群落では、みんなで一年生のカタクリを探しました。遊歩道を抜けると小林多喜二の文学碑があります。その前で一人の指導員が碑文を一節一節ていねいに読み上げて多喜二を偲びました。「冬が近くなると ぼくはそのなつかしい国のことを考えて深い感動に捉えられている・・・そこでは 人は重っ苦しい空の下を どれも背をまげて歩いている・・・ぼくはどんなに愛しているか分からない」 報告者 岡部 実 |
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カタクリハムシの観察 |
エゾイラクサの観察 |
カタクリ群落 |
小林多喜二の文学碑前 |
2021年4月29日