北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2006年10月の行事一覧

2006年度地方研修会錦大沼総合公園

開催日 2006年10月01日(日)
観察地苫小牧市 錦大沼総合公園
テーマ キノコ(菌類)という生物をもっとよく知ろう
午前中は、講義室での研修で、資料によって、最近の菌類の分類のしかたが変わってきていること、分類学上の位置、キノコの生態の特徴などが説明されました。

次にスライドを使って、 北海道 に生息する多くのキノコの形態、生息環境、分布などの特徴などの解説です。

展示された実物、標本、写真により、かさの色や形、ひだの様子、柄のつき方、つばやつぼの形などで同定する方法などを学びました。

スライドでは数多くの種類を見せていただき、名前の由来も分かりやすい説明で、大変勉強になりました。

午後は、野外で実習です。

小沼の周辺を歩き、見られたキノコについて、次々と説明、質問が繰り返されました。

今年は高温状態から一気に気温が下がったので、秋のキノコの出が悪いとのことであったが、それでも数十種類のキノコに出会うことができました。

環境に及ぼすキノコの役割なども考えさせられました。

講師の豊澤さんが、キノコの知識が豊富で、ほとんどのキノコの名前を知っているのでびっくりしました。

時宜を得たテーマの研修会で十分期待通りで満足に感じました。
1
標本を見ながら説明を聞く
2
キノコはまず木の近くで探します

ベニヒガサ
(ヌメリガサ科)

カワラタケ
(サルノコシカケ科)

タヌキノチャブクロ
(ホコリタケ科)
3
小さいからよく近づいて見てください
4
下から見てひだの様子を見ることが大切です
2006年10月1日