2019年11月の行事一覧
「秋の北大構内」観察会
開催日 | 2019年11月03日(日・祝) |
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観察地 | 札幌市北区 北海道大学構内 |
テーマ | イチョウ並木とエルムの紅葉を楽しもう |
札幌管区気象台生物季節観測のイチョウの黄葉が10月29日、昨年より12日早いと発表されました。2億年前からほとんど今の形で生きている植物であり、花粉管の中で精子をつくるという古代的な生殖方法のイチョウ並木を歩き、オートファジーの働きで分解されないで残った色素によって紅葉(黄葉)を楽しみました。構内の樹木は9522本のうち、ハルニレは1600本とか。札幌農学校が移る以前から自生している樹齢100年を超えるハルニレも見られます。木柵で囲まれた150年前の地が保存されている所では、ハルニレやハリギリの巨木は確認できましたが、植生が変わっているようでした。花木園にある新渡戸稲造像で、国際連盟事務次長時代、フィンランドとスェーデンの国の間のオーランド諸島の領有権争いの際、「オーランド裁定」により紛争が解決されたことに触れました。有島武郎が中心となり1908年に結成された美術部「黒百合の会」が2008年に700個ほどの球根が植えられている地上部の枯れた場所を確認し、来春の花の開花の期待で観察会を終えました。 |
2019年11月3日