2023年10月の行事一覧
- 10/01 「国際海岸クリーンアップ」観察会
- 10/14 「サケの遡上」観察会
- 10/14 屯田防風林の秋の紅葉と木の実観察会
- 10/15 「秋の旭山」観察会
- 10/15 「秋の錦大沼」観察会
- 10/15 「長橋なえぼ公園」観察会
- 10/22 「晩秋のウトナイ湖」観察会
屯田防風林の秋の紅葉と木の実観察会
開催日 | 2023年10月14日(土) |
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観察地 | 札幌市北区 屯田防風林 |
テーマ | 秋の屯田防風林で紅葉と木の実、自然に遊び・学ぶ |
秋晴れの絶好の観察日になり、参加者もさっぽろ10区に掲載されたことなどもあって、指導員含めて20人も達しました。 初めに観察会のリーダーの沢田指導員より、実りの秋にふさわしい木々類の種とその散布の仕方並びに屯田防風林の歴史などについてそれぞれ説明がありました。 続いて「美しい日本の歩きたくなる道」500選の一つで、かつ市内でも唯一の指定にもなっている屯田防風林の中の観察に移りました。 人数が多いため2班に分けて説明が行われました。入口の所に赤く色づき始めたウルシ(木漆)があり、紅葉の美しさにつられて触るとかぶれることがあることが伝えられました。 探索路の足元に多数見られたツルマサキの所では、この木が他の木に絡みつくツル性の植物で、冬でも常緑であることが紹介されると改めて驚ろかれる方もおりました。またこれらツタ類の木々では、気根を出して他の木々に絡んで生育するゴトウツル(ツルアジサイ)、イワガラミなどの例も合わせて紹介されました。 続いて散歩道沿いにあったキタコブシの木の所では、若い木の葉と小枝を採取して、その香しい香りを参加者、一同で嗅いで確認しあいました。 防風林の中でもメイン樹種になっているヤチダモが群生する所では、山田大邦氏から、この時期にトドマツからヤチダモに生殖のために移動する雪虫の興味深い生態などが紹介されました。 好天にも恵まれ、かつてないほどの参加者数となり、主催した自然観察協議会としても手応えがあったとして来期以降も継続開催していくことを確認して散会しました。 報告者 村元 健治 |
2023年10月14日