北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2008年11月の行事一覧

報告 「長橋なえぼ公園」観察会

開催日 2008年11月01日(土)
観察地 小樽市 長橋なえぼ公園
テーマ 冬を迎える生き物たちの不思議な生活
予想外に暖かい日となり、初冬の森の中を巡りました。

冬芽(ミズバショウ、オオカメノキ、トチノキetc.)やブナ科の木の葉や実(ドングリ類)を捜しました。

ツルリンドウやアクシバの実が出迎えてくれました。

メノコツチハンミョウやケヤキヒトスジワタムシ(雪虫)の顕微鏡観察も含め、動物の観察もしっかりと行いました。

去年の観察会ではクマゲラが現れ、参加者一同大感激でしたので、今年も「出てくれないかなぁ」と密かに願っていたのですが、今年も現れてくれたのです!!

「クマゲラに出会いたければ小樽の観察会に!」と呼びかけるのはチョット冒険でしょうか。

このブナは自生のものではありません
と言うことは人が植えたと言うことです。

あの木の穴が見えますか?
今年、雛を育てたクマゲラの巣穴です

メノコツチハンミョウはどこにいる?
 みんな良く探してください。

メノコツチハンミョウ、今年も姿を見せてくれました。
素手で触れないように。

モミジのでき方には3通りあります
 紅葉、黄葉、褐葉でできる色素が違います。

ツルリンドウは毎年人気を独占します。

野鳥たちが大サービスをしてくれました。
右はクマゲラ、左はカラの混群。

エゾフユノハナワラビは雪の下でも緑色のままです。
 胞子葉は春に、栄養葉は夏に枯れます。

ケヤキの幹には
ケヤキヒトスジワタムシ(雪虫)がびっしり。

ケヤキの樹皮をファーブルで観察。
ユキムシの第4世代、第5世代、
おまけに越冬卵までの3世代が見られます。
2008年11月1日