北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2009年9月の行事一覧

報告 「野幌森林公園(大沢口)」観察会

開催日 2009年09月19日(土)
観察地 江別市 野幌森林公園大沢口
テーマ 秋の野幌の森を歩く(子供連れ歓迎)
予報の雨もなく、森の中にはやわらかい陽射しと心地よい風、いつもならわずらわしい虫も少ない観察日和でした。

秋、定番のヒッツキ虫も体験しながら、いろいろな実を見つけました。

まだ緑と赤もあざやかなマムシグサの実、やっと増えてきたアマチャヅルの黒く丸い実。

アマドコロ、ホウチャクソウ、ヤマブドウの黒い実、ホウノキ、ツルシキミ、マイヅルソウ、トチバニンジンの赤い実、甘くちょっとジンの味のハイイヌガヤは今年は豊作のようでした。

実は赤、黒と言っても、それぞれの色合いに特徴があり、熟す過程も色のつきかたはいろいろで興味深いものでした。

また、適度な気温と温度のためか、運良く典型的なサッポロマイマイに何回も出会えたこともうれしいことのひとつでした。

2004年の台風18号の風倒木の跡地は植樹により少しずつ植生の回復はみえますが、植樹のしかたやその後の管理、植樹の前の表土の処理のしかたで大きな違いが見られます。

今回は、森の中のいろいろな違いや変化の様子、森の更新を意識した観察も取り入れるようにしてみました。

トリカブトの一種
花と実が見えます

ツチハンミョウの仲間
分泌液が皮膚に触れると皮膚炎になる、注意!

マムシグサの実

誰のしわざでしょう放置されていたマムシグサ♀の根茎
公園内の植物は、取ったり抜いたりしないように!

カツラの大木
昭和の森にあります

木漏れ日の観察路

サラシナショウマの実

ミヤマガマズミの実

ツルシキミの実

切り口に枝の痕跡が残っています
板にするとフシができます
2009年9月19日