北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2009年5月の行事一覧

報告 カタクリ観察会

開催日 2009年05月01日(金) ~5月4日(月・祝)
観察地 北見市端野町 たんのカタクリの森
テーマ 分布東限近くのカタクリ
4月27日は、30cmを超える雪、開催も危ぶまれたが、雪解けもカタクリの開花も間に合った。

入口両側の林が皆伐され、景色が一変、以前参加したことのある人は、その変わりように驚いていた。

群生地では、まず通路に出てきているカタクリの一枚葉や糸のような一年生(実生)をみてもらう。

一年生を見つけ、確認して喜ぶ人が何人かいた。

今年は、カタクリの開花数が多く思えた、笹刈りの成果でよく見えるようになっているのかもしれない。

数少ない春植物を観ながら一周、途中の通路では、足元のみに注意しクリンソウの葉を踏まないようにしてもらう。

沢を越えるところで、エゾサンショウウオの卵を見られた。

見られた花(期間中開花含む)
カタクリ、アズマイチゲ、キタミフクジュソウ、エゾエンゴサク、ツルネコノメソウ、チシマネコノメソウ、キタコブシ、エンレイソウ、ミヤマエンレイソウ、ナニワズ、アオイスミレ、ミヤマスミレ、アイヌタチツボスミレ、キバナノアマナ、ニリンソウ、フッキソウ

ここから歩きます
あまりの変わりように違う場所と思った人もいました。

2007年の同じ場所です。

まず、基礎知識を

環境の変化にもめげず
キバナノアマナ

アイヌタチツボスミレ

キタミフクジュソウとフクジュソウの違い
咲き残っていた花で勉強

これが実生ですか
初めて見る一年生

ピントが合わないときは
後ろに手を置くと撮すことができます。

今年は開花数が多いようです

とても色白
縁取りが可憐です。

この道は廻りより足元に注意!
クリンソウが出てきています。

ここでは少ないフクジュソウ
キタミフクジュソウより遅れて咲きます。
2009年5月1日