北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2010年5月の行事一覧

報告 「道庁・植物園」観察会

開催日 2010年05月04日(火・祝)
観察地 札幌市中央区 道庁・植物園
テーマ 園内の早春の足音
今年は4月に気温が上がらず、雨や強風の日が多く、春の花の咲き出しが相当遅れるのではと心配されましたが、5月に入って一気に気温が上がり、天気のよい日が続いたお陰で、ほぼ例年並みに花々を観察することが出来ました。

特に、キバナノアマナは丁度見ごろで、いたるところで大きな群落を作って私たちを出迎えてくれました。

他には、マルバマンサク、ヒュウガミズキ、トサミズキ、オオバクロモジなど植物園ならではの普段あまり目にしない花や、サンシュユ、ベニカエデなどの花々。

いつもの年なら終わりかけの、ミズバショウ、エゾノリュウキンカなどなど、初夏を思わせる気温と快晴の青空の下、気がつけば30分以上時間をオーバーして観察会を終えました。

快晴、暖かな日
観察会の開催を待つ参加者

道庁前庭のルブルムカエデの花
別名 ベニカエデ・アメリカハナノキ

エゾノリュウキンカ
直前までの低温でちょうど見頃になりました。

ミズバショウの白い包と小花の集まり(花序)
最初は雌しべのみが働き、遅れて雄しべが熟す(雌性先熟)

エゾノウワミズザクラ
ミズバショウの池をバックに
チョット気取っているようです。

ヒュウガミズキ
花付きがとても良いです。

左トサミズキ 右ヒュウガミズキ
やさしい色合いの競演です。

ブナの芽の開き始め
葉と一緒に雄花、雌花が別の芽から現れます。
2010年5月4日