2006年10月の行事一覧
- 10/01 2006年度地方研修会錦大沼総合公園
- 10/01 報告 「利根別自然休養林」観察会
- 10/07 報告 「目名川」観察会
- 10/08 報告 「北大構内」観察会
- 10/15 報告 「秋の円山公園」観察会
- 10/21 報告 「医療大学薬草園」観察会
- 10/22 報告 「大谷地の森公園」観察会
- 10/27 第389回 NACS-J自然観察指導員講習会・北海道
- 10/29 報告 「晩秋のウトナイ湖」
- 10/29 報告 「渡り前集結の鳥たち」観察会
報告 「目名川」観察会
開催日 | 2006年10月07日(土) |
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観察地 | 蘭越町 目名川 |
テーマ | サケの遡上 命のドラマ |
雨の中、小樽、札幌などから多くの参加者が目名川に集まった。 はじめに「日本海さけ・ます増殖事業協会」のご好意により、捕獲場の見学をさせてもらう。 捕獲槽に集められたサケを雌雄に分ける作業を食い入るような目で観察する。 「この年になって、初めて見た」と感動を語る熟年のご婦人。 「これがオスで、あれがメスだ」と区別ができて喜ぶ子ども。 15分ほど歩いて川原に出る。ホッチャレ(サケの死骸)が散乱している。 野鳥に食われてほとんど骨だけになったもの。目玉だけが食われたもの。まだ生きているようなホッチャレなども横たわっていた。 そして流れに逆らって勢いよく遡上をするサケもたくさん見られた。 札幌からの参加者は「豊平川でも遡上しているが、こんなに近くでリアルな姿は見られない」と語る。 アユがホッチャレの周囲に群れているのを発見して、なぜ集まっているのだろうかと語り合う参加者のグループもあった。 雨模様で気温も低く風もだんだん強くなったので、早めに観察を打ち切ったが、皆満足そうな表情であった。 今回の観察会は地元の「蘭越自然探検隊」との共催で、蘭越町の後援もいただいた。 バスの配車もでき、自家用車やタクシーを使わずに参加できることになったので、札幌圏からも多くの参加者を迎えることができた。 翌日の北海道新聞渡島版に観察会の様子が掲載されました。 |
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サケの捕獲場 |
始めて見る捕獲の仕組み |
次世代への命をつなぎ息絶えた親の姿 |
勤めを終え川を流されるサケ |
2006年10月7日