北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2009年3月の行事一覧

報告 「嵐山公園」観察会

開催日 2009年03月22日(日)
観察地 旭川市 嵐山公園
テーマ 春先の嵐山 -冬芽による木の見分け方-
自然観察協議会の旭川在住のメンバーによる観察会は、嵐山をフィールドに年間4回くらい開いています。

嵐山は都市のすぐそばにありながら、地質や動植物が多彩で、大木の下を歩きながら、四季折々の草花や木々の若葉を楽しめます。

2009年3月22日の観察会は、カンジキをはいて残雪の樹林を歩きました。

出発してすぐ、エゾリスが3匹出現。繁殖期の追い駆けっこなのか、目の前で木に登ったり、雪面を走ったりし、参加者は大満足でした。

エゾシカも姿を現し、クマゲラが木に開けた大きな食痕も見つかりました。

樹木の芽は固いままですが、冬芽による木の見分け方を教わりました。

キハダの樹皮を少し削ると鮮やかな黄色が現れ、口に入れてその苦さに驚きました。

山頂では「川の街・旭川」を一望し、帰りは最後尾のグループがモモンガの飛翔を目撃するなど、春先ならではの充実した観察会でした。

太いコクワのツルはブランコになります。

この樹皮をはいだのはキツツキかな、シカかな?
樹木の種類や動物の食痕を観察しました。

クマゲラが餌をとるために開けた大きな穴。
縦に長いのが特徴です。

枯れ木はキツツキたちの食堂。
大人も子供もじっくり見ます。
2009年3月22日