2014年1月の行事一覧
報告 第13回北大構内冬休雪氷観察
開催日 | 2014年01月12日(日) |
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観察地 | 札幌市北区 北海道大学キャンパス内 |
テーマ | 積雪の科学的観察や雪遊び,雪の結晶の写真撮影,専門家が答える質問コーナーなど |
当日の気温は-4.5℃で、雪が降る中、北海道大学クラーク会館前に集合し、中央ローン広場の雪原にて観察会を行った。前半1時間は科学的な積雪観察について、後半1時間は五感で楽しみながら積雪を体験する内容である。断面観察用ピットを掘り、温度計を用いて気温や雪温を測定して積雪の断熱性について学び、インク法やブラシ法を用いて積雪層構造を観察するなど、積雪について科学的に観察した。なお、観察場所の積雪深は59cmであった。今回は特別に日本雪氷学会北海道支部が作成した「雪の観察シート」という雪の写真が多数載っているシートを用いて積雪や降雪の観察を行った。後半は、測深棒で計25地点の積雪深を測り、積雪深の分布表を作成した。この結果を見ると、深いところと浅いところの差があることが理解でき、積雪深のばらつきについて学んだ。次に、目隠しをして雪上歩行競争を行ったり、ジュースを凍らせた「カラー氷塊」を雪の中に埋めて宝探しゲームをしたり、足や手で雪を体感した。どのゲームも大人と子どもが共に楽しめるものであった。最後に、接写装置を使って降雪結晶の写真撮影を行った。時折激しく雪が降ってくる中、科学的な視点から雪を観察する方法を学ぶとともに、身体を動かしながら雪を感覚で観察することができ、参加者は貴重な体験をしたようである。 | |
積雪層うさぎの足跡 |
雪って何んだ |
「雪の観察シート」を用いて積雪や降雪を観る |
場所による雪の深さの違いを測る |
2014年1月12日