2022年11月の行事一覧
「秋の北大構内」観察会
開催日 | 2022年11月03日(木・祝) |
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観察地 | 札幌市中央区 北大構内 |
テーマ | イチョウ並木とエルムの紅葉を楽しもう |
参加者 一般 16名、指導員 3名 天候 曇り時々雨 札幌市の標本木ヤマモミジの紅葉が10日遅れで、ムクロジ科・サクラ・ナナカマド・イチョウ等の紅葉が鮮やかでした。実をつけているキハダなどから雌雄異株の区分けが容易でした。ニワウルシの種があふれんばかりに実る下方に木の成長が外側へ向かうのが分かる、髄が腐食し伐採されて間もない親木の切り株を見ました。 参加の方から、建物の話もとの要望があり、公害の原点の古河鉱業寄付の古河講堂・1902年に建てられた旧図書館・葡萄酒研究棟に変身する旧昆虫学教室・1935年に建築されエレベーターが3階まで設置された重厚な雰囲気の農学部を巡りました。 2004年台風の被害を受けたポプラ並木は挿し木で再生を図り、平成ポプラ並木もポプラ並木の挿し木で子孫を繋いでいるようでした。 オニグルミ・セイヨウグルミ・サワグルミの3種は、動物への配慮から採集は1個にしました。イチョウの種は、葉との色合いが分かりにくく、例年より少なく感じられました。風の強い個所や若木などの葉は切れ込みがあり、厚い葉と水分の多い木として街路樹に向くとされていて、樹齢約150年の関東大震災を耐えたイチョウを見たいと思いました。 報告者 須田 節 |
2022年11月3日